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2017/02/03

動物園でのこと その2(チョウゲンボウさん)


動物園で、
さて、誰とお話をしようかな、
誰がお話を聞かせてくれるかなと、
不安半分、期待半分で、彷徨ってました。

猛禽類のコーナーは、
少し裏手だったので人が少なく、
ぼんやりと眺めていたら、
チョウゲンボウ(チョウゲンボクだと思ってました♪)さんが、
じっと見つめてくれてました。

この方となら、
落ち着いてゆっくり会話ができる気がしたので(←こういう直感は大事ですね)
早速、
相手になってもらうことにしました。

割と身近にいるのかな?
鳩と同じくらいの大きさで、
猛禽類をイメージする感じとは、
少し異なるような小振りの鳥さんでした。

最初に聞かせてくれたのは、

 *.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*
チョウゲンボウさん:(見に来る人たちは)着飾っているけれど、
          ぼくたちのほうが、
          ずっと綺麗だよ。

 動物園ってデートとかで出かけたりしますよね。
 (あぁそういえば、そういう「おデート」したことないが 苦笑)
 そういう時って、
 お洒落していますよね。
 でも、
 どんなに着飾っていても、
 自分たちの姿のほうが美しいよと言っていて、
 とってもお茶目さんでした。

 *.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*

——「生きる」ことについてどう思っているのか聞かせてくれる?

チョウゲンボウさん:ただ生きる。
          そして死ぬ。

 実に潔い答えでした。
 悟りを開いたお坊さんと会話しているかのような、
 そんな気になりました。

 *.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*

——動物園というこの環境をどう思っているの?

チョウゲンボウさん:不思議な環境。
          一般的ではないところだと思ってる。

——動物園にいるあなたたちだからこそ、
  人間に伝えられることはあるかしら?

チョウゲンボウさん:人がすべてではない。
          人間が動物の中で一番強いわけでも、
          尊いわけでもないと思うよ。

——囚われた状況で考えたりしていることで、
  私たちに伝えたいことはある?


チョウゲンボウさん:(動物たちが)囚われている環境から、
          何かを気づいてほしい。
          その環境を知ってほしい。
          環境から何かを感じてほしいんだ。
          そして、
          あなたたちのいる外の世界には、
          動き回れる自由があるということを。

          (その自由は)当たり前ではないということを。

——あなたはここでどんな役割を果たしているの?

チョウゲンボウさん:孤独な人の心を癒したりもしているのさ。
          あなたのような。


最後の所はドキッとしました。
確かに少し疲れていて、実習が上手くいくか不安だったし、
心細さ全開だったかも(笑)
見抜かれちゃったわ、さすが猛禽ちゃん、恐るべし!

この猛禽コーナーは、
少し端っこのほうなので、
先に書いたように、
人通りが少ないところで閑散としてました。
猛禽さんたちを見ながら、
ボーッとできるようにベンチもあったりして、
孤独でただ立ちつくしている人もいるのかもしれません。

彼(チョウゲンボウ)自身、
1羽だけで暮らしているので(両サイドには別の猛禽がいます)
もしかしたら、
孤独のエネルギーを出している者に対して、
敏感に何かを嗅ぎ取っているのかもしれませんね。

彼との会話、
私にはとても学ぶことが多かったです。

動物園にいる動物たちは、
実にいろいろなことを感じ、考え、
生きています。

彼らにも心があって、
生きているのです。

それを深く感じ取った時間でした。

まだもうちょっとご紹介したい話もありますので、
続きはまた次回に。

今日もまたお読みくださいましてありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を。



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